2011年より永幡幸司は,彼の勤務する福島大学がある福島市で,福島第一原子力発電所の大事故によって引き起こされた音環境の変化の様子を,音のドキュメンタリーとして記録し続けてきた。
2013年3月に行った初回以降,A Window on Fukushimaの使命は,この特筆すべき音のドキュメンタリーと,Meanwhile, in Fukushimaというプロジェクトに寄せられた 60以上の音響作品とを結びつけることにある。
今回の日仏同時公開試聴会の目指すところは,これら2つのプロジェクトの作品が持つリアリティに,意味を与えることだ。それぞれのプロジェクトの作品は,より深い交流と対話を促進するための(音の)窓を開けようという強い願いと共に,それぞれのアプローチを通して,優れた特質をもたらす。
私たちはあきらめない… 災害はまだ続いている…
A Public Radio Broadcasting (公開試聴会)
日 時: 2017年7月29日 17:30 (open)
18:00 (start)
22:00 (end)
会 場: 福島大学 (部屋は現在調整中)
企画・制作: Dominique Balaÿ ・ 永幡幸司
問い合わせ: fsp@knight2.sss.fukushima-u.ac.jp
(詳細が決まり次第,このページに追加します。)
3.11.をテーマにした新作で日本語の音声の録音ボランティアを募集中
(2014年 9月2日〆 *10月15日まで延長されました!)
若手作曲家、ラジオアーティスト、そしてボイス・パフォーマーとして数々の授賞歴を持ち、ヨーロッパを中心に活躍中のAurélie Liermanは、近年フィールドレコーディングと人の声を媒体に作品制作を行っています。2013年に作曲されたラジオ作品「Anosmia」では、ルワンダ内戦と現代に残る問題などの社会的なテーマにも積極的に取り組んでいます。
日本語の音を音楽的素材として聞いたときの響きの豊かさに魅了されているという彼女の次回作では、3.11とその後というテーマに切り込もうとしています。
そこで日本の人々に、2011年3月11日の地震発生直後から数週間以内に交わされたテクストと、それを読み上げた録音データの提供を募っています。
皆さまから提供いただいた音声は、彼女の新曲、そしてインスタレーション作品内でアブストラクトな形で組み込まれ、2014年にオランダ、アムステルダムとデン・ハーグで初演予定です。
またこの作品は、フランス在住のDominique Balaÿによるコラボレーション主体のアートプロジェクト「Meanwhile, in Fukushima (そしてそのとき、福島で。)」 HYPERLINK « http://fukushima-open-sounds.net/japanese/ » http://fukushima-open-sounds.net/japanese/ の一環でもあり、ラジオ放送も期待されています。
<募集する音源、テクストについて>
参加者ご自身によって書かれた、地震発生直後から一週間以内に交わされたテクスト(携帯やPCのメール、留守番電話、ツイート、Facebookのポスト..etc)と、それを読み上げた録音データを送ってください。
(Twitterの場合、地震前後ツイート HYPERLINK « http://sembo.jp/zengo/ » http://sembo.jp/zengo/ というサイトで
アカウント名を入力すると、履歴を簡単に検索することができます。)
– 数秒~数分程度の短い文章
– 総文章数は、一から数十個まで自由
– 著作権の都合上、参加者ご自身によって書かれたテクストを読み上げてください。
– 2011年当時に録音されたデータである必要はありません。
当時の実際の録音データを提供くださる方は、下記項目「留守番電話の録音をご提供いただく場合」をご参照ください。
内容としては、以下のいずれか、または両方に関わるようなものが好ましいとのことです。
– 3.11.で実際に日本で何が起きたか伝わるようなもの
日本国内、または国外にいる誰かが、日本にいる人物(家族、友人、同僚、知人…etc)と直接
(あるいは非直接的にでも)連絡をとろうとした履歴。
<参加規定>
国籍、年齢、性別、職業、経験等不問
日本語を母国語とする方、または相当の語学力を有する方ならどなたでもご参加いただけます。
3.11発生当時、日本国外にいた方のご参加も歓迎します。
<録音方法>
一. 録音の冒頭では、用いたツール/送信宛先ごとに以下の情報を読んだ後に、本文に移ってくだ
さい。
1. メッセージが送信された日付(+可能ならば時間)
2. 利用媒体(留守番電話、携帯/PCメール、Twitter、Facebook等)
3. 送信場所 あるいは受信場所の地名(国名~都道府県~市区まで自由)
二. 各メッセージの間には2秒以上の空白を入れてください。
三. 可能な場合、同じ文章を英訳した内容も読み上げてください。
英文法の正確性、発音等は問いません。
作曲家の文章理解を助けるのが目的ですが、実際の楽曲に使用される可能性もあります。
<留守番電話の録音をご提供いただく場合>
2011年に留守番電話に録音された実際のデータを提供いただける場合、
オペレーターによる「ただいま電話にでることができません」「留守番電話サービスに接続します」等の機会音声を切りとらず、全てそのまま送付してください。
<録音するときの注意>
– 基本的には、なるべく静かな環境で文章を読み上げてください。ただし内容によっては、騒がしい環境での朗読を選択していただいても結構です。
– 録音に用いる機材は、プロ仕様のものから、パソコンや携帯付属のマイク、ビデオカメラ、MD、スカイプなど問いません。
– 録音された音声のカット、ノイズ除去などの編集作業をしていただく必要はありません。
– 希望する音声ファイルのフォーマット → .wav .aiff .mp3 等
サンプル・レート → 48kHz/24bit がベストですが、それ以下でも言葉が認識できるかぎり問題ありません。
– ファイル名は半角英字で「ファイル番号、氏名、タイトル(あれば)、”Japanese voice”」とタイプしてください。
< 送付先 >
– ファイルの容量が大きいことが予測されるため、
Dropbox(日本語) HYPERLINK « https://www.dropbox.com/ja/ » https://www.dropbox.com/ja/
もしくは
WeTransfer(英語) HYPERLINK « https://www.wetransfer.com » https://www.wetransfer.com
(日本語の利用解説ページ HYPERLINK « http://web-marketing.zako.org/web-tools/transfer-large-files-wetransfer.html » http://web-marketing.zako.org/web-tools/transfer-large-files-wetransfer.html )
を用いて、
HYPERLINK « mailto:voixjapon@gmail.com » voixjapon@gmail.com 宛に送付してください。
< 締め切り >
2014年10月15日迄とさせていただきます。
< 連絡/問い合わせ先 >
Aurélie Lierman E-mail: HYPERLINK « mailto:voixjapon@gmail.com » voixjapon@gmail.com
(なるべく英語/仏語/オランダ語にてよろしくお願いいたします。日本語でも翻訳可能です。)
< Meanwhile, in Fukushima (そしてそのとき、福島で。) プロジェクトについて >
福島から始まるサウンド共同プロジェクト。福島第一原子力発電所の事故以降まもなくして、大友良英を中心に日本のアーティストたちが集まり、プロジェクトFUKUSHIMA!が生まれました。福島でのフェスティバル開催への呼びかけは瞬く間に世界中に広がり、ロンドン、ニューヨーク、バンコク、ソウル、シンガポール、パリなど、各地で連動したイベントが立ち上がりました。
プロジェクト詳細は、以下のサイトをご覧ください。
HYPERLINK « http://fukushima-open-sounds.net/tutorial/test/ » http://fukushima-open-sounds.net/tutorial/test/
<音声提供者の作品内クレジットの明記について>
「そしてそのとき、福島で。」は、非営利団体によるプロジェクトであり、音声提供者にはボランティアでの参加ご協力をお願いしています。
提供いただいた音声が実際にAurélie Liermanの作品内で用いられた場合、参加者の氏名はクレジットとして明記される予定です。もちろん匿名での参加も可能です。匿名を希望される方は、その旨をあわせてお知らせください。
このPDFファイルは、ご自由に転送、拡散してください。
皆様のご協力に心より感謝いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2014年 8月14日 Aurélie Lierman (訳/野口)
ベルギー時間の明日5月21日、夜10時に、ベルギーのラジオ局RTBF(Radio Télévision Belge Francophone)で、私が作曲した「I Saw Time, under a Cherry Tree(桜の木の下で、時をみた)」が放送されるようです。Monophonicというラジオ音楽祭を特集した番組の一部です。この音楽祭は5月22日から24日までブリュッセル市内の複数の会場で開催されていて、5月24日の午後1時からは、Schaerbeekホールにて、「その時、福島で。」というリスニング・プログラムの中でも同じ作品が発表されます。http://www.monophonic2014.be/programme/et-pendant-ce-temps-là-à-fukushima
My composition « I Saw Time, under a Cherry Tree, » which was commissioned by Fukushima Open Sounds Project, will be broadcasted on Belgian radio station RTBF tomorrow May 21, at 22:00. It is programmed as part of Monophonic Radio Festival. The same piece is also included in a listening program on May 24th at 13:00 at Schaerbeek Hall in Bruxelles.
同企画の主催者は、本ブログでもおなじみの永幡さん(永幡さんについての詳細は本文をご覧ください。本ブログの記事では、震災直後に寄稿していただいたこちらが非常に印象的でしたね)。
ではでは、準さん、よろしくお願いします♪
*******
A Window on Fukushima。3.11以降の福島で採った音をモチーフに、国内外のアーチストたちが作成した作品を、インターネットを介して、2013年3月11日に日仏の会場で共有しようというもの。
企画したのは、永幡幸司さん。元行政社会学部教員、現在は共生システム理工学類所属。専門はサウンドスケープ論です。
3月11日、企画開始直前の永幡さんにインタビューして、この企画をたてるに至った経緯、目指すもの、現在の福島の状況などについてうかがいました。(高橋)
インタビューをしたのは、会場となっているふくしまキッチンガーデン2階。1階には「かーちゃんの力・プロジェクト」のお店、「かーちゃんふるさと農園わぃわぃ」が入っています。
最初訪ねたとき、永幡さんは不在。「かープロ」関係者にうかがったところ、「街なか広場に録音をしに出ていらっしゃいますよ」とのこと。こんな日にも、音を集めることにはぬかりがありません。
3時半近くになって戻ってきた永幡さんをつかまえて、インタビュー開始。
――この企画を思いついたきっかけは。
永幡「3.11から後、アーチストっぽい活動もしてるんですよ。ドイツで開催されたサウンドスケープ関連の学会に行ったときに、福島のサウンドスケープを紹介するDVDを作って持っていったら、けっこうみんな注目してくれました。静止画と音声で作成したんですが、一つ作るのに1週間かかってしまいました。最新バージョンをWebにおいてあります。
関心を持ってくれる人も増えました。去年福島を訪ねてきてくれた、ドミニクというフランス人がいて、彼がフランスのアートセンターに、この音の企画を持ち込んだんです。それで、どうせなら、フランスと福島で一緒の時間帯にやろうと。」
――ドミニクさんというのは。
永幡「40代半ばぐらいかな。大学で講師をしてるらしいんですが、実はよく知らなくて、文芸批評やラジオ番組の制作などもやってるみたいです。でもとにかく音には貪欲なひとで、去年5月にうちの研究室に来たときも、ずっとレコーダをまわしっぱなしなんですよ。おたがいあんまり上手じゃない英語で話をしていたんですが、ずっと録音してる。後から聴くと、けっこうそれも面白いんです。」
――「音」のつながりなんですね。永幡さんは、本業も音響学やサウンドスケープ論ですが、そこにこだわりたいと。
永幡「自分の得意なやり方ですから。「今の福島はこうなんだ」ということを伝えたかった。写真だと、カメラを向けた一方向だけしか切り取れないけど、音は360度から聞こえるわけです。根本的に違うものだと考えています。ただし、作品を作るのは本職ではないので、「えせアーチスト」と名乗っています。「えせ」なので、時間もかかってしまうんです。出来不出来の波もあります。」
話をこのあたりまでしたところで、いきなり永幡さんが、「デモが来た!」と叫んで、部屋を飛び出しました。あわてて後を追うと、反原発のデモ行進がやってくるところでした。これも3.11の音風景(サウンドスケープ)の構成要素。さっそく録音の準備を永幡さんは始めます。
録音している日時や状況をマイクに吹き込む永幡さん。
そうこうしているうちにデモ隊がやってきます。
道をはさんで彼とわたしがいる反対側には、どこかの国の旗を持った人たちが数名固まっていました。
デモ隊はかなりの規模でした。通過するとき、上の写真の人たちは「出ていけー!」と怒鳴りながら隊列に詰め寄ろうとして、警官に制止されていました。
そんなやりとりも、マイクは拾っていたでしょう。
永幡さんも「基本的には原発には反対」だというのですが、デモ隊が通り過ぎて録音が終わったあとで、「音がぜんぜん洗練されていませんね。」とひとこと。やはりそこが気になるようです。「人に、無理やり聞かせる訳じゃないですか。もっと考えないと。」
会場に戻って、インタビュー再開。
――いろんな方が参加されています。
永幡「2011年3月以来録りためた音は、かなり前から提供して、作品を作ってもらっていたんです。なので、半分ぐらいは、既存の作品ですね。日本人アーチストも4人かな。あとは、アメリカ、フランスなどです。清水靖晃さん(サックス奏者)も作品を寄せてくれました。やはり知っているアーチストが参加してくれるとうれしいですね。」
――苦労なさったことはなんでしょう。
永幡「企画自体は、楽しくて、たいへんなことはなかったんですけど、素材集めは、楽ではなかったですね。たとえば、「小鳥の森」(福島市)での録音。森の中は線量が高いところじゃないですか。そこに自分から進んで入っていかなくてはならないわけで、長時間ではないので、それほど悪影響はないと分かってはいるんですけど、やはり気分はよくないです。
放射線については、慎重な人もそうでない人も、病気になるかならないかでしか語らない。しかしWHOの「健康」の定義は、「病気ではないこと」ではないんです。気分が悪い、というのは、よくないことなのではないかと思っています。」
――実はここへ来る前に、Podcastでひととおり聴いて来ました。あえて会場で音を流すことの意味はなんでしょう。
永幡「ええ、iTunesなどで自由に聴けるようになっています。(註:現在は別な音が流れるようです。)最初ドミニクは、リアルタイム配信にこだわっていたんですが、方針が変わったのかな。
なぜ集まってみんなで聴くのか、というと、それは一緒に聴いて、感想を共有することにも意味があるからです。だから黙って聞いていることはなくて、あまり大きな声でなければ、意見交換をしながら聴いてほしいと思っています。」
――イヤフォンで聴くのと、会場で聴くのとは、また違いますね。さっきテストの時に聴かせていただきましたが。
永幡「それもあります。研究室のしょぼいスピーカーとも、全然違いました。
実は、本当は大学でやりたかったんです。金谷川周辺に住んでいる学生さんが来やすいので。あと、やはり福島大学に所属している人間としては、大学でこういうことをやっている、という形にしたいじゃないですか。でも、明日(3月12日)は入試の後期日程なので、教室が使えなくて、困ったなと。辻さん(行政政策学類長)に相談したら、ここを紹介されたんです。椅子も、行政政策学類から一時的にこちらに持ってきているものを使っています。」(冒頭の写真参照)
――最後にひと言、メッセージを。
永幡「自分は研究者なんですけど、さっき言ったようなことについての市民の意識を変えるためには、論文を書くだけでなく、もっと違った形で訴えることが必要だと思っています。それが今回の企画につながっている。
本当は福島県外の人にも聴かせたいんです。こういう今の福島市のような状況にならないためにも。特に聴かせたいのは、経済人や政治家。でも、本当に聴いてほしい人には、なかなか届かないのが、残念です。
それでも、狭いサークルの中で、コミュニケーションを閉じたくない。いろんな回路で、これからも発信を続けていきたいと思っています。」
序章: julia_Drouhin
Tincantelephon (sonic piece, 1’12)
フランスのプロデューサー・音響アーティストであるJulia Drouhinによる,Tristan Stowardsの音響彫刻 “Tin Can Telephone”(タスマニアのSalamanca Art Center: 2011)の録音。リスナーが缶に耳を近づけると,糸,缶,石,ラジオからのメロディー,そして空間が一体化する。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/tincantelephon-julia-drouhin-2011/
1: éric_Cordier
Suddendeath in Nakoso (electro acoustic, 8’34)
Eric Cordierは日本を愛するフランスの作曲家である。
この電子音響作品は,Institut Français Hors les mursがオーガナイズしたプログラム“C’était un si beau jour, si calme…”の一部として制作されたものである.
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/sudden-death-in-nakoso-piece-electro-acoustique-eric-cordier-c%E2%80%99etait-un-si-beau-jour-si-calme%E2%80%A6/
2: tomoko_Momiyama
I Saw Time under a Cherry Tree (electro acoustic, 17’30)
「私はパリの木々に,福島の状況をどう考えているのか訊ねに行った。2012年の夏,東日本大震災と津波から2年以上経ってのことだった。 “I Saw Time, under a cherry Tree”では,パリの木々の声と共に,福島,東京,エクスアン=プロバンス,ジュネーブ,そしてパリで録音した音を用いた。」
この作品の一部は,2012年の夏,Tomoko MomiyamaがINA/GRMのアーティストレジデンシーで滞在した際に制作された。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/i-saw-time-under-a-cherry-tree-une-piece-detomoko-momiyama/
3: joachim_montessuis
The glowing tree (electro acoustic, 19’)
Joachim Montessuisは,1993年から実験的な音声処理と没入型のコンサート・インスタレーションに焦点を当てた横断的音響詩を発展させてきた。この作品は,2012年の夏,Joachim MontessuisがINA/GRMのアーティストレジデンシーで滞在した際に制作された。 http://fukushima-open-sounds.net/carte/joachim-montessuis/
4: bérangère_maximin & Colin-johnco
Le fléau (electro acoustic, 9’44)
「何も起こらなかったかのように行動する。世界の終りには,『無』(nothing)より抽象的なものはない.私たちはここに居て,ひとりよがりで,疲れている。無視することを選びとれ,無視することを」 BM & CJ
この作品は,2012年の夏,Bérangère MaximinがINA/GRMのアーティストレジデンシーで滞在した際に制作された。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/berangere-maximin-colin-johnco/
5: koji_nagahata
Recording Fukushima (Abukuma River: 7 December, 2011 )
Recording Fukushima ( Bunka Street: 26 May, 2011 )
Koji Nagahataは,音響学とサウンドスケープを専門とする福島大学准教授である。
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/abukuma_111207/index.html
6: Julien Blaine & ElfuegoFatuo
Disparus (sonic piece, 2’47)
フランスの詩人Julien Blaineはグループで朗読するテキストを制作した。ここではElfuegofatuoによる朗読を聞こう。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/disparus-elfuego-fatuo-sur-une-invitation-de-julien-blaine/
7: koji_nagahata
Recording Fukushima (Station Road of the Fukushima Station: 13 May, 2011)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/ekimae_110513/index.html
8: Bruno_Bernard
14h46 , (Electro acoustic piece, 5’20)
この電子音響作品はNHKテレビの音,特に,原子炉の爆発の際の音を用いて制作された。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/a-chaud-piece-de-bruno-bernard/
9: koji_nagahata
Recording Fukushima (Fukushima University: 11 April, 2012)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/fukudai_120411/index.html
10: Dan Charles Dahan
Sauf la lune, (sonic piece, 12’)
dan digitalとして知られるDan Charles Dahanがサウンドコラージュによる詩的ジェスチャーを制作した。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/sauf-la-lune-piece-electro-acoustique-dan-digital/
11: Ayako_Sato
sen no kioku, mémoire d’une ligne (10’40)
Ayako Satoは東京芸術大学におけるCarl Stoneの電子音響のクラスの学生である。彼女によるこの作品は,プロジェクト“Meanwhile in Fukushima”との関連で,福島をテーマとしてCarl StoneとTomoko Momiyamaが実施したワークショップの成果である.
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/sen-no-kioku-memoire-dune-ligne-ayako-sato-2012/
12: claire_chalut
Notes d’apocalypse (sonic piece, 12’24)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/claire-chalut/
13: koji_nagahata
Recording Fukushima (Fukushima University: 20 July, 2011)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/fukudai_loudspeaker_110720/index.html
14: carl_stone
Threnody (sonic piece, Tokyo, 10’23)
Carl Stoneは1953年生まれのカルフォルニアと日本をベースに活動するアメリカの作曲家である。彼は,1970年代から電子音響音楽を作曲してきた。この作品は,2012年9月にCarl StoneがINA/GRMのアーティストレジデンシーで滞在した際に制作された。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/threnody-for-the-victims-of-fukushima-carl-stone/
15: Gilles_Malatray
Litanies Résilientes (sonic piece, 3’33)
福島:世界と我々の社会のバランスについて異議を唱える名。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/litanies-resilientes-gilles-malatray/
16: koji_nagahata
Recording Fukushima (Kotori no Mori, Forest for Birds: 1 May, 2011)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/kotorinomori_110501/index.html
17: philippe_petit
Daiichi melts down (electronic piece, 6’36)
「この作品は,全てはうまく始まり,やがて悪化し,最後には次第に爆発するという,事故後の状況のビジョンに対応したものである」
P.Petit
http://fukushima-open-sounds.net/carte/philippe-petit/
18: daniel_martin_borret
Fukushima on air 1 (electronic recordings)
一連の低周波は,IRSNが連日測定している騒音レベルと対応している。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/daniel-martin-borret/
19: ryôko_sekiguchi
Lecture (in french, Comment nommer une catastrophe, Carré d’art, Nîmes, 5’30)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/ryoko-sekiguchi/
20: daniel_martin_borret
Fukushima on air 1 (electronic recordings)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/daniel-martin-borret/
21: Thierry_Charollais
Fear in Fukushima (electro acoustic, 33’47)
Koji Nagahataの録音した音とCERN (European Centre for Nuclear Research)による記録と共に。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/fear-in-fukushima-improvisation-electro-thierry-charollais/
22: emmanuel_mieville & patrice_cazelles
Fuckyoushima (sonic poem, 12’43)
この音響・音楽詩は,地殻変動の激しさに関して,声をキャプチャーした音と電子音によって制作された。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/emmanuel-mieville-patrice-cazelles/
23: daniel_martin_borret
Fukushima on air 2 (electronic recordings)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/daniel-martin-borret/
24: ElFuegoFatuo (clara_de_asis & laura_vazquez)
Il Traverse (sonic poem, 4’04)
この音響詩は音声処理,デジタルメディアと共にパフォーマティブな詩的テキストを用いて,新しいテクノロジーと現代詩を結合したものである。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/elfuego-fatuo/
25: frédéric_mathevet
Partition pour aerophone avec sax baryton (14’)
Frederic Mathevet は芸術博士で視覚の研究者であり,作曲家だ。
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/once-upon-a-time-in-fukushima-avec-saxo-baryton-frederic-mathevet/
26: ulysse (Renaud Beaurepaire, Thomas Bernard, Grégoire Florent, Frédéric Fradet)
Improvisation for Fukushima (25’29)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/ulysse-renaud-beaurepaire-thomas-bernard-gregoire-florent-frederic-fradet/
27: projet_gunkanjima (Gilles Laval &Yoko Higashi, Marc Siffert, Takumi Fukushima, Laurent Grappe, Yuko Oshima)
Musical and electro acoustic improvisation (cartoon, 2’27)
軍艦島は福島で40年後に決定的に増強されたカオスを予見している。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/gunkanjima/
28: koji_nagahata
Recording Fukushima (Kotori no Mori, Forest for Birds: 22 January, 2012)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/kotorinomori_120122/index.html
29: n_jacob & keiji_katsuda & Otto-v_rhino
Fukushima Nuclear (japanoise, 5’05)
東日本大震災,原発事故を紹介する日本のテレビのノイズとカオス
http://fukushima-open-sounds.net/carte/n-jacob-otto-v-rhino-keiji-katsuda/
30: koji_nagahata
Recording Fukushima (Machi-naka Square: 12 August, 2011)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/machinaka_110812/index.html
31: cristian_vogel
Candle song (electronic piece, 9’39)
この作品は,2本のろうそくの炎から放射される赤外線をトラッキングしたオシレーターバンクによって作成された。トラッキングは任天堂WiiMote IRカメラで行った。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/cristian-vogel/
32: dominique-balaÿ
Recording Fukushima (Minamisoma seafront, may 2012)
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/front-de-mer-minamisoma-25-mai/
33: laurent_choquel-aka-Charles-Premier
Fukushima diggins (sonic piece, 6’41)
この録音は,新しい騒音,放射線,そして生命反応のセンサーを用いて行った。そのセンサーは,福島の廃墟の発掘作業の際に用いられた。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/laurent-choquel-aka-charles-premier/
33: matthieu_bec_aka-mutann
Poto Elek (electro, 1’34)
ガイガーカウンターの象徴
http://fukushima-open-sounds.net/carte/mathieu-bec-aka-mutann/
34: Cats Hats Gowns
Untitled ( guitar & electro, 13’10)
「記憶をベースにした心のミニチュアの探索のように,回想は仄かなランドスケープと点描画家の抽象画をゆっくり洗い流す」
http://fukushima-open-sounds.net/carte/cats-hats-gowns/
35: maia_barouh
Amami (traditional song from the island of Amami, 2’13)
Maia Barouhは東京生まれの日本人の母とフランス人の父を持つアーティスト。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/maia-barouh/
36: dominique-balaÿ
Recording Fukushima (Youdou’s office in Minamisoma: may 2012)
http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/j13-ambiances-rizieres-oiseaux-grenouilles-pluies-minamisoma-25-mai-2012/
37: masae_gimbayashi
Kakyoku (piano composition, 3’29)
Kakyoku(melody flowers)は,2011年4月7日にパリのTheatre Ile-Saint Louisで震災被災者を支援するために,Fumio Yasudaが作曲し,Masae Gimbayashi-Barbotteが制作した作品である。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/masae-gimbayashi-barbotte-3/
38: masateru_kawakami
Shout and silence (sonic piece, 4’)
この音響作品は,日本の原子力発電所に反対する人たちへのリアクションである。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/masateru-kawakami/
39: jean_pierre_balpe
Fukushima 4 (sonic poem, 2’44)
Fukushimaはテキストを自動生成する発生機である。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/jean-pierre-balpe/
40: sylvia_monnier
Meanwhile One (electronic piece, 6’32)
イメージと事実は,楕円のプリズムを通して私たちに届く。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/sylvia-monnier/
41: pascal_deleuze
Expression Love For Fukushima (improvisation, bass, 7’01)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/pascal-deleuze/
42: reiko_NG
Reiko sings Adèle, Hobara, Fukushima (8’55)
Reikoは福島市に住む学生だ。 http://fukushima-open-sounds.net/geomedia/reiko-sings-adele-hobara-fukushima-24-mai/
43: richard_pinhas & merzbow
FUKUATOMKILLUS (guitar + electronic, 3’46)
「私たちは,この短い作品が,人々が自分たちの住む世界と,私たちが常にそのために戦い続けなくてはならない自由とに注意深くなることを促進することを望んでいる」RP
http://fukushima-open-sounds.net/carte/richard-pinhas/
44: koji_nagahata
Recording Fukushima (Shinhama Park: 1 May, 2011)
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/shinhama_110501/index.html
45: rodolphe_alexis
Shoganai (sonic piece, 6’)
この作品は,2011年3月11日の日本の三重(地震,津波,原発)災害の被災者に捧げられた« Radiophonic Creation day »の2版のために制作された。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/rodolphe-alexis/
46: stephane_balaÿ
improvisation (guitar, sounds from the street, 5’25)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/stephane-balay/
47: sylvia_monnier
Meanwhile Two (electronic piece, 7’16)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/sylvia-monnier/
48: thanatho_oleg_sound_system
fukushima (electro sonic piece, 20’15)
この作品は,一方で,マスコミ報道と緊急時を予見した施策の問題に向き合い,他方で,災害の被害を受けた人々の心配,不安,ストレスと向き合うものだ。全ては危険の反映を引き起こすと考えられ,それゆえ,このエネルギーに関する方向付けと関係すると断定される。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/thanato-twist-with-olegs-sound-system/
49: hideo_furukawa
Lecture (in Japanese, Ashura, 3’39)
http://fukushima-open-sounds.net/carte/hideo-furukawa/
50: michel_titin-schnaider
Japan (sonic piece, 25’)
Michel Titin-Schnaiderはフランスの電子音楽作曲家である。「2012年5月6日,日本は原子力なしで起き上がった」
http://fukushima-open-sounds.net/carte/michel-titin-schnaider/
51: philippe_poirier & Salvatore_puglia
From Castro (radiophonic piece, 9’53)
福島の事件に触発された寓話的な作品。彼のバックグラウンドは,ルネサンスの「理想的」な都市であり,ファルネーゼ公国の首都で,1649年にローマ教皇の傭兵たちに包囲され破壊され,雑木林に埋もれたカストロの遺蹟の探索の記録により形成された.
http://fukushima-open-sounds.net/carte/philippe-poirier-salvatore-puglia/
52: aurelien_chouzenoux
Médée-Fukushima (work in progress, 15’06)
Aurélien Chouzenouxによる,Médée-Fukushimaプロジェクトのために制作中の音響作品からの抜粋。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/aurelien-chouzenoux/
53: projet_gunkanjima (Gilles Laval &Yoko Higashi, Marc Siffert, Takumi Fukushima, Laurent Grappe, Yuko Oshima)
Grappes, 1’20
http://fukushima-open-sounds.net/carte/gunkanjima/
54: yasuaki_shimizu
Sense and non sense (sax improvisation, 3’38)
作曲家,サクソフォニスト,プロデューサーであるYasuaki Shimizuは,音楽の探究範囲がクラシックからフリーインプロビゼーションまで多岐に渡る,研究熱心なアーティストである。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/yasuaki-shimizu/
55: david-christoffel
Le courage (sonic piece, 6’54)
David Christoffelは,フランスの理論家,作曲家でありラジオプロデューサーである。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/david-christoffel/
56: yoko_higashi
Bon Odori for Konan Village (sonic piece, 11’58)
この作品は2007年の郡山の湖南町での盆踊りでの録音をもとに構成されたものである。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/yoko-higashi/
57: yoko_higashi
Crepuscule (traditional song, 2’01)
この小品には,Kimiko Ogoshiの唄う相馬の民謡が用いられている。録音は,震災以前である2009年に行われた。
http://fukushima-open-sounds.net/carte/yoko-higashi/
A WINDOW ON FUKUSHIMA
A public radio broadcasting
2013年3月11日
企画・制作: Dominique Balaÿ,永幡幸司
後援: 福島大学行政政策学類
会場: Maison Laurentine (France)
福島キッチンガーデン
All infos : http://fukushima-open-sounds.net
A public radio broadcasting
Maison Laurentine (France) and Fukushima Kitchen Garden (Japan)
hosted and curated by Dominique Balaÿ and Koji Nagahata
2013 March 11
—
march 10 , starting 3:00 pm
march 11 , starting 10:00 am (french time)
—
2012年5月,日本に稼働中の原子力発電所は一基もなかった。30%以上のエネルギーを原子力に頼り,3月11日以前は大変積極的な原子力政策を展開してきたこの国において,全ての発電所が運転停止となった。
この新たな状況(国民投票で決まった訳でも,政治決断による訳でもなかった)は,エネルギー政策のラジカルな変革と公共政策の遂行におけるパラダイム転換を求めるものの大きな希望を集めている。
◆ ◇ ◆
窓は開かれ,« Meanwhile in Fukushima … »というラジオ番組は,この希望を捉え,表現する企てとして誕生した。
◇ ◆ ◇
今日,この窓は大幅に閉じられた。
しかし,多くの人たちがこの5月の希望を守るための活動を続けており,彼らの作り出す音は,私たちが注意を払い,耳を傾ければ,聴取可能なものであり続ける。
福島への長期に渡る国際的な関心を促進することを目指したこのラジオ番組は,Maison Laurentineと福島キッチンガーデンで同時に,そのような聴取へと誘う。
In May 2012, Japan had no nuclear plants in operation. 100% of the park was shut down in a country that drew more than 30% of its energy from this production and before March 11 was developing a highly proactive nuclear policy.
This new situation (which was neither a referendum issue nor a political decision) has attracted a great hope to those who want a radical transformation of energy policy and a paradigm shift in the conduct of public affairs
A window was open and the radio project « Meanwhile in Fukushima … » was born in an attempt to capture and express that hope.
Today this window is largely closed.
But many people are still working to maintain this hope of May, and the sound of their work continues to be perceptible if we pay attention and try to listen.
This radio program invites us to such a listening simultaneously at Maison Laurentine and at Fukushima Kitchen Garden, with the aim to promote long-term international interest in Fukushima.
Among the contributors of the public radio program
このラジオプログラムの協力者
Eric Cordier, Julia Drouhin, Ayako Sato, Bruno Bernard, Thierry Charollais, Cats Hats Gowns (Guillaume Eymenier, Cédrick Eymenier, Yvan Duhamel, Mathias Rossignol), David Christoffel, Yoko Higashi, Richard Pinhas, Daniel Martin-Borret, Maïa Barouh, Rodolphe Alexis, Yasuaki Shimizu, Ryoko Sekiguchi, Aurelien Chouzenoux, Salvatore Puglia & Philippe « L’amiral » Poirier, Ezra Brass, projet Gunkanjima ( Gilles Laval, Yoko Higashi, Marc Siffert, Takumi Fukushima, Laurent Grappe, Yuko Oshima), Michiro Endo, N.Jacob + Otto v. Rhino + Keiji Katsuda, Jean Pierre Balpe, Emmanuel Mieville & Patrice Cazelles, Ulysse (Renaud Beaurepaire, Thomas Bernard, Grégoire Florent, Frédéric Fradet), Laurent Choquel, Masae Gimbayashi-Barbotte, Stéphane Balaÿ, Michel Titin-Schnaider, Claire Chalut, Thanato Twist with oleg’s Sound System, Mathieu Bec, Sylvia Monnier, Pascal Deleuze, Julien Blaine & ElFuego Fatuo (Clara de Asis, Laura Vazquez), Frédéric Mathevet, Masateru Kawakami, Philippe Petit, Cristian Vogel …
Practical infos
インフォメーション
The radio program « A Window on Fukushima, 311/2013 » will be stream over partner websites of Maison Laurentine, the journal Droit de Cités and websynradio.
このラジオプログラム“福島の窓 311/2013”はマイソン ローレンティン、the journal Droit de Cités and websynradio
のホームページでもストリーミング放送されます。
If you also want to broadcast the program, you can apply from Feb. 25 by contacting Maison Laurentine and ask for the link source file to load it on your website.
このラジオプログラムを放送したいという方は、2月25日からマイソンローレンティンに申し込み、あなたのホームページにリンクを張ってください。
Public broadcast at Maison Laurentine and at Fukushima Kitchen Garden.
マイソン ローレンティン 福島キッチンガーデン
Maison Laurentine
マイソン ローレンティン
Contemporary Art center
15 rue du Moulin
52210 Aubepierre-sur-Aube – France
10:00 to 17:00 (local time in France)
Fukushima Kitchen Garden
福島キッチンガーデン
Fukushima University’s satellite
Sakae machi 10-3, Fukushima city
18:00 to 21:00 (local time in Japan)
Free entrance
Links
This project is greatly supported by Faculty of Administration and Social Sciences (ADS), Fukushima University
このプロジェクトは福島大学の行政政策学類の協力のもと行われています。 : http://www.ads.fukushima-u.ac.jp/
Website Maison Laurentine
マイソンローレンティン:
http://www.laurentine.net/
Website Fukushima open sounds (project hosted by Dominique Balaÿ)
福島オープンサウンド(ドミニク バーレイによるプロジェクト):
http://fukushima-open-sounds.net/
Website Fukushima soundscapes (project hosted by Koji Nagahata)
福島サウンドスケープ)コウジ ナガハタによるプロジェクト):
http://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~nagahata/fsp_311/index-e.html
Thank you to Hiroko Yasuda for her translation in Japanese.
福島の様々な音を集めるため、広く、音を公募します。どなたでも参加できますので、是非、音を送ってください。なんらかのかたちで福島に関係のある音であれば、どのような音でも構いません。街の音や家族の集まり、会議、仕事環境の録音、インターネット、ラジオやテレビのストリーミング、朗読、授業、自然の音、音楽、などなど。
この「オープンサウンド」のライブラリーに貢献してくださる方は、とりあげた音の背景や特徴について紹介文を一言添えてください。ご希望があれば、お名前とプロフィー
ルを寄贈者リストに掲載させていただきます。
興味のある方は音声ファイルを下記のアドレスまでご送付ください。
contact@websynradio.fr
もしファイルが大きすぎるようでしたら、オンラインソフトの
WeTransfer: https://www.wetransfer.com/、あるいはその他のメ
ールサービスをお使いください。
どのようなフォーマットでも受け付けますが、できればWAV, AIFFといった非圧縮フォーマットがベストです。長さの制限は特にありません。
このプロジェクトの記録を構築するべくウェブサイトを立ち上げます。「オープンサウンド」ライブラリーの音は、クリエイティブ・コモンズのライセンスのもと、どなたでも使えるようになります。そして、委嘱アーティストは、これらの音をリミックスして作品を創ります。
下記リンクから、フランスカルチャーによる当プロジェクトについてのインタビュー(フランス語)が聞けます。(番組後半)http://www.franceculture.fr/emission-l-atelier-du-son-jerome-game-et-dominique-balay-2011-12-16
Manifesto Project Fukushima! : http://www.pj-fukushima.jp/fr/manifesto_fr.html
Bio/bibliography DB : http://www.varias.info/a-propos/
Websynradio: http://websynradio.fr/
Review Droit de Cités: http://droitdecites.org/
Facebook WebSYNradio : http://www.facebook.com/profile.php?id=1694364385
APO33 : http://www.apo33.org/fr/
INA GRM : http://www.inagrm.com/
「不名誉な地として世界に知られたFUKUSHIMA。 しかし、わたしたちは福島をあきらめません。 故郷を失ってしまうかもしれない危機の中でも、福島が外とつながりを持ち、福島で生きていく希望を持って、福島の未来の姿を考えてみたい。 」 プロジェクトFUKUSHIMA! 実行委員会 和合亮一/遠藤ミチロウ/大友良英(2011年5月)
当プロジェクトに関連して様々なイベントが展開されます。
France Musique
招聘アーティストは、France Musique(フランク公共ラジオ、ラジオフランス・グループ)の電子音楽や電子音響音楽に特化したElectromaniaというプログラムで、作品が放送される機会があります。
GRM 2012年9月に、France MusiqueとINA GRM共催によるコンサートが行われます。GRM (フランス音楽研究グループ) は、1958年にピエール・シェフェールによって創設された音と電子音響音楽の研究センター。1975年にINA(フランス国立視聴覚研究所)に統合されました。
APO-33
APO-33のクリエイティブ・スペースではレジンデンスとパフォーマンスが繰り広げられます。APO-33は、フリーソフト、実践的コラボレーション、マイクロメディア、環境・都市変異のフィールドにおけるアートとテクノロジーのリサーチラボ。
Droit de Cités & webSYNradio
当プロジェクトの編集内容は、今後Droit de Cités誌において様々なかたちで発展する予定です。Droit de Citésは、現代の知的な課題や、アーティスティック、そして政治的な問題について建設的に議論を展開することを目指すオンラインの評論ジャーナル。ここから発生するオンラインのワークッショプや様々な分野のアーティストによるフォーラムなどのゲートウェイになっています。
webSYNradio
WebSYNradioはDroit de Cités誌のワークショップで、ドミニーク・バレイがホストを勤め、毎日24時間、休みなくストリームされるラジオプログラムです。
ドミニーク・バレイ、1968年フランス生まれ。フランス、ニーム在住、インターネット業界で働いている。ニーム大学講師、webSYNradioのデザイナー/クリエイター、Droit de Cités誌の編集委員。Ralentir Travaux, Le Mâche Laurier, : éc/ art S, Variable, Autre Sudといった文芸・アート雑誌に寄稿しながら、数冊の著書やコレクションを発表している。2009年、評論誌のDroit de Citésの招聘により、主に国際的に活躍するアーティストや知識人からの斬新な提言を一堂に集めるプロジェクトとして、webSYNradioを立ち上げた。詳細は varias.info。
「Meanwhile in Fukushima …」は、福島から始まるサウンド共同プロジェクトです。 パートナー機関のINA GRM(フランス国立音響映像研究所)、ラジオフランスFrance Musique、Droits de Cité誌、webSYNradioラジオプログラム、そしてマルチメディア・ラボのAPO33による支援のもと開催されます。
福島第一原子力発電所の事故以降まもなくして、大友良英を中心に日本のアーティストたちが集まり、プロジェクトFUKUSHIMA!が生まれました。福島でのフェスティバル開催への呼びかけは瞬く間に世界中に広がり、ロンドン、ニューヨーク、バンコク、ソウル、シンガポール、パリなど、各地で連動したイベントが立ち上がりました。
私自身は、ニューヨークのThe Stoneで、これらのイベントの一環に関わる機会がありました。大友良英とジョン・ゾーンに協力し、2011年8月15日にThe Stoneで行われた世界的な音楽家たちのライブを、私が創立し運営するWebSYNradioというインターネットラジオで放送したのです。フェスティバルの後もプロジェクトFUKUSHIMA!とWebSYNradioの関係は続き、2012年に新たなプロジェクト「Meanwhile in Fukushima …」を開催する運びになりました。 このプロジェクトの仕組みはとてもシンプルなものです。まず今年5月に軽量の機材を持って私が福島に赴き、現地に10日間滞在します。プロジェクトFukushima!の活動に参加している様々な人々と出会いながら、福島における日々の生活の音を録音します。また、私自身の録音作業と平行して、福島の音を広く募集し、フクシマ・オープンサウンド・ライブラリーを立ち上げます。
そして、このライブラリーに集められた音を用いた作品を世界各国のアーティストに委嘱し、それぞれの方法でこの問題に立ち向かい「そこ」と「ここ」の間に命綱を投げるように呼びかけます。
こうして創られた作品のセレクションは、9月にFrance Musiqueのスペシャルプログラムにて放送されます。これに伴い、ライブコンサートや会議など、多彩なイベントがフランスで繰り広げられる予定です。
このサウンド共同プロジェクトは、和合亮一、遠藤ミチロウ、そして大友良英によるプロジェクトFUKUSHIMA!宣言において提示された一つの方向に対して、私なりに忠実であり続けるための応答です。 「現実とどう向き合うかという視点と方向性を人々に示唆する力を秘めている音楽や詩やアートが必要だ」プロジェクトFUKUSHIMA!宣言